車のタイヤの基礎知識1


オシャレでカッコイイ車に乗っている人を見かけたら、ほとんどの人が車の色彩やデザインばかりに目がいってしまいます。

このタイヤいいね!という人はまずいないでしょうね。ところが車という乗り物において、タイヤほど重要や役目を担っているものはないのです。ここでは、そうしたタイヤの基礎知識についてご紹介してみたいと思います。

タイヤの役割について

人の安全を確保してくれている

タイヤの役割の中でもとくに重要な役割といえば、凹凸のある路面を車が走るとその衝撃が車内にも伝わってきます。ところがタイヤはゴムでできているので、衝撃の大半を吸収してくれるのです。ただし路面から伝わる衝撃については、タイヤだけでなくサスペンションも大きな役割を果たしているといえます。

またタイヤはゴムでできているので、路面との摩擦抵抗が大きくなりブレーキがかかりやすくなったり、スリップしにくくなります。

こうしたタイヤの役割というのは、車に乗っている人の安全性に直結するような内容ばかりです。赤や青など派手な色彩のボディーに比べるとタイヤは真っ黒で地味な存在ですが、無くてはならないものといえるでしょうね。

タイヤがゴムでできているメリット

タイヤは、その昔金属や木でできていたといいます。確かに映画に出てくる馬車や人力車の車輪は、木や金属でできています。その後、乗り物の車輪は今のようなゴムになったといわれています。タイヤが、金属でなくてゴムでできているメリットはとても大きいのです。

例えば、ゴムは伸縮性があるので路面の凹凸に順応しやすく、衝撃を吸収してくれるというメリットがあります。またゴムは金属や木と違って摩擦抵抗が大きいので、高速で走っている車を止めたり低速走行に変更しやすいのです。さらにはゴム製ゆえに、タイヤの中に空気を充填してクッション性を倍増することもできます。

タイヤサイズや表示の見方

タイヤの側面に書かれているタイヤサイズ

タイヤの側面には、タイヤサイズや様々な情報が書かれています。例えば、195/65R15 91Hと書かれている場合には、195はミリ表示でのタイヤ幅になります。その次の65は偏平率でRはラジアル構造になっているという意味です。

さらにその次の15は、タイヤのリム径つまりはタイヤの内径のインチ表示で、91はロードインデックスつまりは最大負荷能力を表しています。最後のHとは速度記号を表しており、H以外にもLやQ・Rなどの最高速度能力をアルファベットで表示するようになっています。ちなみにHは、最高速度が210kmであることを意味しています。

運転席のドア側面に表示されたタイヤサイズ

車種にもよりますが、タイヤサイズの表示についてはタイヤだけでなく、車の運転席のドアを開けるとドアの側面にもタイヤサイズが表示されています。またタイヤサイズは、1種類だけでなく2〜3種類のタイヤサイズが選べるように表示されています。

さらには、前輪と後輪それぞれの適正な空気圧も表示されています。従って、その車にはどんなタイヤサイズや空気圧が適正なのかがすぐに分かるようになっています。とくにタイヤを交換する際には、そうした表示を参考にするとよろしいかと思います。

タイヤの構造はどうなっている?

タイヤの見た目は単純でも内部構造は複雑

タイヤは一見丸い形をしたゴムの塊のような印象しかありませんが、その内部は実に複雑な構造になっています。要するに、ゴムだけでなくワイヤーや繊維などの材料も使われています。何せ、車や人の荷重に耐えながら高速で回転しながら走ります。

そうなると路面と接触する部分には路面から受ける衝撃だけでなく、路面との摩擦熱なども発生します。それらの全ての負荷に耐えることができないと、人の安全性を確保することができません。

よくあるエア漏れ

近年冬の路面には路面凍結材がよく撒かれています。こうした路面凍結材には、塩化ナトリウムや塩化カルシウムが含まれているので、タイヤに装着されているホイールが酸化しやすいというデメリットがあります。

しかもホイールが酸化するとタイヤとの密着性が悪くなるので、タイヤに充填された空気が漏れるという問題が発生します。そうしたことからもタイヤの構造というのは、路面と接する部分だけでなくホイールと接する部分も非常にシビアな構造になっているのです。

ドライブの質を左右するタイヤ

タイヤの基礎知識についてご紹介しました。

余談にはなりますがタイヤと路面との接地面積は、わずかハガキ1枚分のみといわれています。そのようなことを知ると、実にタイヤの重要性というのが理解できるのではないでしょうか。